最大出力電流:−100mA
内蔵パワーMOSFET:
4通りの出力電圧調整オプションを、LDOで選択可能
プログラマブル・チャージ・ポンプ・スイッチング周波数範囲:
100kHz~1MHz
SYNCピンを介した周波数同期
高精度なイネーブルとパワーグッド
内部ソフトスタート
出力短絡/過負荷に対する保護機能
チャージ・ポンプ・フライ・コンデンサの短絡保護
LDO出力放電抵抗を内蔵
16ピン、4mm × 4mm LFCSP
ADP5600は、低ドロップアウト(LDO)の負電圧リニア・レギュレータを内蔵した、インターリーブ型チャージ・ポンプ・インバータです。インターリーブ型チャージ・ポンプ・インバータでは、一般的な誘電型/静電容量型ソリューションに比べて、出力電圧リップルや反射される入力電流ノイズも低減されます。内蔵LDOは、十分な電源電圧変動除去比(PSRR)で良好なレギュレーションを実現するレールを提供します。
ADP5600チャージ・ポンプは、抵抗によるプログラミングまたは、スイッチング周波数範囲100kHz~1MHzにおける外部クロック同期を介して動作します。これより高いスイッチング周波数で動作させる場合は、小型の入力/出力/フライ・コンデンサを使用できます。高スイッチング周波数と、内蔵の電界効果トランジスタ(FET)、補償、ソフト・スタートを組み合わせることによって、負側レールのソリューション全体のサイズとしてはクラス最高レベルを実現します。
またADP5600は、堅牢なアプリケーションに適した、充実した障害保護機能も備えています。保護機能には、過負荷保護、フライ・コンデンサの短絡保護、低電圧ロックアウト(UVLO)、サーマル・シャットダウン機能などがあります。シーケンス制御を簡単に実現できるよう、ADP5600はパワー・グッド・ピンを備えています。
ADP5600の内蔵LDOは、当社独自の高度なアーキテクチャを使用して、高い電源変動除去を実現します。また、2.2μFの小型セラミック出力コンデンサだけを使って、優れたライン過渡応答および負荷過渡応答を実現します。出力は、SEL1/SEL2ピンを介して4つの固定出力電圧のいずれか1つに構成できるほか、外付け帰還分圧器を介して、-0.505V~ -VIN + 0.5Vで調整できます。