タイプSシリーズのダイアフラムシールは、金属製のシールダイアフラムをシールエレメントの上部フランジに恒久的に溶接した構造になっています。この設計により、ダイアフラムの保持リングが不要となり、通常運転時やシールエレメントのメンテナンス時の流体漏れのリスクを最小限に抑えることができます。
また、シールエレメントの上部ハウジングにはコンター加工が施されており、圧力変化に正確に対応したダイアフラムの自由な動きを可能にしています。また、メンテナンス時の不適切な取り扱いによるシールエレメントの歪みを防ぐことができます。タイプSシリーズのダイアフラムシールの容積は0.07立方インチです。フィリングスクリューはすべてのモデルに標準装備されています。
溶接されたメタルシールは、100°Fで60~2,500psi(38°Cで1~176bar)の範囲で、一般的な用途に最適です。
ねじ込み式シールのエレメンツ
セリエスのダイアフラムシールには、4つの基本バージョンがあり、ネジ式のアタッチメントが付いています。SBシールエレメントは圧力用途のみに使用され、標準の定格圧力は100°Fで2500 psig(38°Cで172 bar)で、オプションで最大5000 psig(345 bar)までの定格が可能です。SGシールエレメントは、1/4NPTフラッシングコネクションを持つことを除けば、SBシールと似ています。SXシールエレメントは、標準の定格圧力が100°F時に690バール(38°C時)で10,000psigです。この高圧モデルには、1/8、1/4、3/8、1/2、3/4、1NPTのプロセス接続が可能です。
フランジ型シールの特徴
フランジ付きセリエのシールエレメントには、2つの基本バージョンがあります。フランジは標準的な盛り上がりタイプです。
---