ADXL372 は超低消費電力、3 軸、±200 g の MEMS 加速度センサで、3200 Hz の出力データ・レート(ODR)で 22 μA を消費します。ADXL372 は低消費電力動作を実現するためにフロント・エンドのパワー・サイクルを行わないため、センサーの出力にエイリアスが発生するリスクがありません。
超低消費電力に加えて、ADXL372 はシステム・レベルの電力削減を実現しながら衝撃検出を可能にする多くの機能を備えています。このデバイスには、深いマルチモード出力のファースト・イン、 ファースト・アウト(FIFO)、いくつかのアクティビティ検出モー ド、しきい値を超えるイベントのピーク加速度のみをキャプチャ する方法などがあります。
割り込み駆動のウェイクアップ機能を備えた2つの低消費電力モードが追加され、非アクティブ時の動作監視に利用できます。ウェイクアップ・モードでは、加速度データを平均化して、低 g しきい値でトリガするのに十分な低出力ノイズを得ることができます。インスタント・オン・モードでは、ADXL372 は 1.4 µA を消費し、衝撃について環境を連続的に監視します。内部で設定されたしきい値を超える衝撃イベントが検出されると、デバイスはそのイベントを記録するのに十分な速さで通常動作モードに切り替わります。
高 g アプリケーションでは、広い周波数範囲にわたって加速度 が発生する傾向があります。ADXL372 は、高 g アプリケーションで一般的な帯域外の信号を減衰させるために、4 ポール・ローパス・アンチエイリアス・フィルタを内蔵しています。ADXL372 はまた、周囲温度ドリフトのような初期誤差やゆっくり変化する誤差を除去するためにハイ・パス・フィルタも内蔵しています。
ADXL372 は 100 mg/LSB スケール・ファクタで 12 ビットの出力デ ータを提供します。ユーザはシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)ま たは限定 I2C プロトコルを介して、設定とデータ・レジスタ にアクセスすることができます。
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