概要注射器用充填機は、臨床用小ロット向けのコンパクトシステムから完全自動の高スループットラインまでをカバーし、無菌インジェクタブル製造向けに設計されています。EU GMP Annex 1対応を想定し、バイオ医薬品やワクチンなどの高感度製品に対して、再現性のある高精度の定量充填を実現します。
適用例と利点Ready‑to‑Use(RTU)包装や標準の事前滅菌済み注射器、特殊な一次包装に対応します。ネスト(nest)処理により、敏感な製品を優しく取り扱い、破損や製品ロスを低減します。スタートアップ、CDMO、バイオ企業、グローバル製薬メーカーに適しています。
主要な機能- RTUネスト処理による事前滅菌注射器の安全かつ効率的な取り扱い
- モジュール式・スケーラブルな設計で生産要件に応じたカスタマイズが可能
- 低〜高粘度組成物に対応する広範な計量レンジ
- 無菌安全性とプロセス整合性を重視した設計(Annex 1準拠を意識)
安全かつ信頼性の高い充填のための機能- NTTプロセス(No‑Touch Transfer):二重袋入りの事前滅菌包装をクラスA領域へGMP準拠で導入し、追加の消毒やバイオデコンタミネーション工程を不要にする方式。EU GMP Annex 1およびICH Q9の考え方に沿っています。
- 計量システム:ロータリーピストンポンプ、ペリスタルティックポンプ、時間‑圧力式計量。真空支援充填・真空支援封止のオプション、充填・封止時のガスパージ調整が可能。
- IPCプロセス:統計的な自動インプロセスコントロールにより充填量を常時監視し、過不足があれば自動補正します。
- プロセス信頼性:ストッパー高さを確認するカメラ検査の統合、自動排出による不良品処理で手作業を最小化します。
運用上の柔軟性モジュール構成と複数の計量技術により、異なる組成物や生産量に合わせて機能を最適化できます。充填・封止プロセス全体で安定した管理下の条件を維持し、再現性と規制適合性のある成果を提供します。
特性 / 技術仕様- 処理能力:最大60,000本/時
- 処理範囲:注射器あたり0.5〜50 ml
- 優しい取り扱いのためのRTUネスト処理対応
- 計量オプション:ロータリーピストンポンプ、ペリスタルティックポンプ、時間‑圧力式計量
- オプション補助:真空支援充填/封止、調整可能なガスパージ
- 品質管理:統計的IPCおよびストッパー高さのカメラ検査による自動管理
- 設計:モジュラーかつスケーラブル、Annex 1対応を念頭に設計