コーティングにより、金属ベルトやテープの表面特性を変化させ、その性能を最適化します。弊社のエンジニアが、以下の素材等に対して実質的に制限なく表面コーティングを行います。
• テフロン®
• ネオプレン
• ポリウレタン
• シリコン
これらの特殊な表面処理は、コーティング、メッキ、ラミネート、ボンディングの処理により、PureSteel®金属ベルトやテープの片面または両面に施されます。用途によっては、0.0125 mm(0.0005インチ)の薄さで表面処理を行うことも可能です。
金属ベルトに表面処理を行う利点
金属ベルトの表面にコーティングを行う利点は、コーティングの種類により異なってきますが、以下のような共通点がみられます。
• 付着防止
• 潤滑性の向上
• 摩擦が大きくなる
• 圧縮率
ポリウレタン、ネオプレン、シリコン等の表面コーティングの素材によっては、ベルトの表面にポケットを施すことで、輸送中に小さな部品をしっかりと支えることができます。弊社には、特定のダイカットポケット形状をこれらのコーティングに施す技術があります。これを真空のパーフォレーションと組み合わせることで、小型・精密部品を輸送する際により確実にしっかりとサポートできます。
一般的な用途
コーティング加工された金属ベルトは、多くの産業に利益をもたらしています。例としては、食品加工、包装業界のヒートシールバンドや、高温の製造環境でのテフロン®があります。製造業では、小さな部品を運ぶ際のベルトの落下や紛失防止の目的で、シリコンやネオプレンが使われていることがあります。また、コーティング加工により、金属ベルト、テープ、プーリーの摩擦係数が大きくなるため、スリップを防止したり、低張力でベルトを作動させたりできます。