Mink MP真空モジュールは、高排気量、ドライ圧縮、および高い信頼性が求められる用途に向けて設計されたものです。定評のあるMinkクロー真空ポンプを2台あるいは3台並列で接続した構成です。ポンプは、非接触方式で動作し、圧縮プロセスは完全にドライです。
モジュラー設計
Mink MP真空モジュールは、必要な排気速度に合わせて組み合わせることができます。
メンテナンスはほとんど不要
非接触式の圧縮のため、圧縮チャンバー内に摩擦が生じず、ポンプの運転による摩耗がありません。
経済的
他の真空原理と比較して効率性に優れているため、大幅な省エネが可能です。メンテナンス作業が少なくて済むため、ダウンタイムや消耗部品のコストが最小限に抑えられます。可変周波数制御モーターによる運転も可能で、さらなる省エネを実現できます。
技術仕様
技術仕様
2台または3台のMinkクロー真空ポンプが並列で接続されます。それぞれのポンプのハウジング内で、2本のクローが逆方向に回転します。クローの特殊な形状により、吸引されたガスが真空ポンプ内で圧縮されます。ガスは、インレットフランジを介して吸引され、圧縮チャンバーで圧縮されてから排気されます。吸気口には逆流防止弁が標準で内蔵されています。これにより、ポンプをオフにした際のポンプ側からのガス逆流が防止されます。Minkクロー真空ポンプは、標準モーターで駆動します。タイミングギヤで、両方のクローの正確な同期が行われます。真空ポンプが並列接続されているため、個々のポンプの排気量を合計したものが総排気量となります。それぞれのMink真空ポンプに吸気フィルターが標準で装着されています。ポンプに消音対策を施すことも可能です