CS320は、広帯域の短波放射を測定しシンプルなSDI-12プロトコルでデータロガーと通信するデジタルサーモパイル日射計です。このセンサ設計により、データ品質に悪影響を与える測定誤差やプログラミング誤差を排除することができます。
この日射計は、コストを大幅に追加することなく、曇り条件下でも全天日射測定を大幅に改善するように設計されています。CS320は、環境研究から農業、大規模なメソスケール気象ネットワーク(メソネット)まで、幅広いアプリケーションに適しています。
CS320は、高グレードの陽極酸化アルミニウムボディとIP68準拠の316ステンレス製M8コネクタ(船舶用)を使用して製造されています。CS320センサは加熱式(ユーザー制御でオン/オフ切り替え可能)で、変化する環境条件でも連続動作が可能です。日射計の校正データはセンサに保存されます。
利点と特徴
- サーモパイルセンサはシリコンセル日射計に伴うスペクトル誤差を排除
- 他のサーモパイルセンサと比べはるかに低価格
- オンボードセンサがCS320が水平かどうかを自動的に検出するため、設置、診断、リモートトラブルシューティングが可能
- 長期的な安定性と配置を考慮した設計
- ドーム形状のセンサヘッドにより、露や雨の流出を防止
- 露、霜、雨、雪による誤差を低減するヒータ内蔵
- SDI-12デジタル出力
- センサヘッドから取り外し可能な防水コネクタにより、現場でのメンテナンスが容易
- センサに校正データを保存
CS320は、黒体サーモパイル検出器とアクリル拡散板を組み合わせたものです。この設計は、シリコンフォトセル日射計のスペクトル応答と比較すると大幅な改善でありながら価格は同等です。サーモパイル式日射計は、一連の熱電接合部(熱電対の原理に従った2つの異種金属の多重接合部)を用いて、黒色吸収面と基準との温度差に比例した数μV/W/m2の信号を出力します。サーモパイル日射計の黒い表面は、太陽スペクトルの全域で太陽光線を一様に吸収します。
0.2Wのヒータは、水(露、霜、雨、雪)の影響による誤差を最小限にするために使用されます。露や雨はドーム型のセンサヘッド(ディフューザーとボディ)によって素早く流されます。これによりセンサは常に清潔に保たれ、埃が計測部を遮ることによる誤差を最小限に抑えます。センサは堅牢なアルマイトボディに収納され、電子回路は完全密封されています。
CS320日射計には、センサ固有の校正係数があり、係数は工場でマイクロコントローラーにプログラムされます。CS320にはSDI-12出力(SDI-12バージョン1.4)があり、短波放射(W/m2 )がデジタル形式で返されます。CS320日射計の測定には、MまたはCコマンドを含むSDI-12機能を持つ測定器が必要です。