HTR回転式反応炉は、電気炉の回転運動を利用することにより、投入された試料を混合・加熱を同時に行う電気炉です。
試料は加熱と混合を大気または不活性ガス雰囲気下で同時に行うため、通常のチャンバーやチューブ炉よりもはるかに短時間で、熱処理を行う事が出来ます。
標準仕様
常用温度1100℃(最高温度1200℃)
インペリアル・カレッジ・ロンドンとの共同開発
標準仕様の温調器は、PID制御301型です。設定温度、昇温速度、設定温度での維持時間を調整することが可能です。
長寿命・迅速な加熱を可能にする抵抗線と、絶縁性の円筒型モジュールを標準装備
石英製反応容器を標準装備
315°に往復回転運動する電気モーターが、試料の均一な混合を可能にします。
安全な操作のためのインターロック機構を装備(※運転中にチャンバーを開くと、電源が自動的にシャットダウンします。)
ガスは、シリコンゴムチューブを通して反応炉に入ります。
キャリブレーション用窒素用30mmフローメーターを標準装備
反応炉の排出口とステンレススチール製の排出ボックスは、1つのガスケットで接続されています。これにより、排出ボックスに蓄積されたガスを抽出する装置に接続することも可能です。
オプション (注文時に御指定ください)
独立型過熱防止機能(大事な試料をダメージから保護します。無人オペレーション時に便利)
キャリブレーションガス用フローメーターを、1つないし、複数用意しております。
大気または不活性ガス雰囲気で使用可能です。
マルチセグメントの温度プロファイル設定が可能な温調器やデーター計測器の選択が可能です。これらは、RS232・RS485・イーサーネットによる通信が可能です。
オプションとして、インコネル反応炉もご用意しております。