LVインテリジェントキャパシタ【高調波抑制タイプ】は、「標準タイプ」の特長をそのままに、高調波を抑制し、被害を防止する機能を付加した製品です。
力率改善・省エネ用LVインテリジェントキャパシタ(以下、インテリジェントキャパシタ)は、新世代の無効電力補償機器に属します。これらのスマートコンデンサは、個別のコンデンサとして、または2つ以上のコンデンサを並列接続した集中型コンデンサバンクの一部として使用することができます。従来のコンデンサと比較して、過電圧、過温度、低電圧保護などの保護機能が追加されています。また、各インテリジェント・コンデンサにはマイクロプロセッサーが内蔵されており、力率補正やゼロクロススイッチの制御を自動で行います。
また、高調波抑制タイプ(WCX3シリーズ)は、高調波を抑制し、被害を防止する機能を付加することができます。
- インテリジェントキャパシタに内蔵された三相の「ゼロクロススイッチ」は、そのスイッチ接点でスイッチング動作(スイッチオンまたはスイッチオフ)を所定の(一定の)時間間隔で次々に行う。図1は、スイッチング時の1,2,3行目の電流波形を示しています。
- 電圧ゼロクロス点でのスイッチオン時には、突入電流が発生しないため、主電源への影響が少なく、コンデンサの寿命も長くなります。図2(A)を参照ください。
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