WM8231は16ビット・アナログ・フロントエンド/デジタイザICで、CCDセンサまたはコンタクト・イメージ・センサ(CIS)からのアナログ出力信号を最大35MSPSのピクセル・サンプル・レートで処理し、デジタル化します。このデバイスには3つのアナログ信号処理チャネルがあり、各チャネルにはリセット・レベル・クランピング、相関二重サンプリング(サンプル・アンド・ホールドも可能)、プログラマブル・ゲイン、自動ゲイン・コントロール(AGC)、オフセット調整機能が搭載されています。これらの各チャンネルからの出力は、ペアで3つの高速16ビット・アナログ・デジタル・コンバーターに時分割多重化されます。デジタル・データは、フレキシブル・データ・ポートを介してさまざまな出力フォーマットで利用できます。WM8231は、ユーザーが選択可能なLVDSまたはCMOS出力アーキテクチャを備えています。内部基準レベル生成用に内部8ビットDACが供給されます。これは、CDS時にCIS信号を参照したり、クランピング時にCCD信号をクランプするために使用できます。外部基準レベルを供給することもできます。ADCリファレンスは内部で生成され、デバイスの最適な性能を保証します。プログラム可能な自動ブラックレベル・キャリブレーション機能により、出力データのDCオフセットを調整できます。WM8231は、CCDおよびCISセンサー用のセンサー・タイミング・クロック・ジェネレーターを備えています。このクロック・ジェネレーターは、低速または高速の基準クロック入力を受け付けることができ、出力タイミング・クロックの柔軟なタイミング調整機能も備えているため、さまざまなセンサーを使用できます。
特徴
70MSPS変換レート
16ビットADC分解能
消費電流 - 230mA
3.3V単一電源動作
サンプル・アンド・ホールド/相関二重サンプリング
プログラム可能なオフセット調整(8ビット分解能)
柔軟なクランプ・タイミング
ピクセルクランプ/ラインクランプモード
プログラム可能なクランプ電圧
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