この卓上型充填機は、製品の通路が完全に密閉されており、摩耗部品がないため、粉体の汚染がゼロになります。充填量の微調整は、工具を使わずにその場で行うことができます。ラボや限られた生産設備に最適なマシンです。本機は、1つまたは2つの充填ステーションを備え、1分間に最大30個の容器を±1%の充填精度で充填することができます。
動作原理
吐出室に所定の真空をかけることで、吐出室が一杯になるまで粉体を吸い込みます(背面の図参照)。真空が遮断され、ピンチバルブが開き、チャンバーとフィリングヘッドの間に通路ができます。その後、チャンバーに正圧がかかり、粉体がドージングヘッドを通って容器に送られます。
このシステムの粉体経路は完全に密閉されており、外部からの汚染を防ぐことができます。吐出プロセスが完了すると、短時間の高圧パルスにより、吐出チャンバーとフィルター内の残留粉体が洗浄され、容器に誘導されるため、製品の廃棄を防ぐことができます。この革新的な充填プロセスは、スクレーパーブレードや粒子を発生させる部品を必要としない原理で作動し、繊細な無菌製品を汚染する可能性があります。
各ドージングヘッドには、絶対等級1ミクロンの高品質な微多孔膜フィルターが装備されており、最小の製品微粉末が浸透して裏面を詰まらせることはありません。このフィルターは、高いパージ圧の下でも剥離しにくく、より長期間にわたって安定した充填が可能です。
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