dsound® PartCheck 音響品質検査システムは、部品の亀裂、材料欠陥、形状偏差を検出するための自動100全数検査を可能にします。
生産工程に直接組み込める非破壊音響品質検査
インテリジェントな音響センシング技術により、さまざまな材料や部品を生産工程中に直接検査することができます。特徴的な音響特性を解析することで、個々の製造工程だけでなく、完成部品の品質も客観的に評価できます。
音響品質検査は、特に工業的な量産工程において大きなメリットをもたらします。偏差や異常を迅速に検出できるため、不良品を早期に排除するとともに、製造工程の変化を速やかに把握することができます。これにより、廃棄品、手直し、およびそれに伴うコストの削減につながります。
本システムの中核となるのが、インテリジェントな dsound® USS4-LS 空気伝搬音センサー です。特徴的な共振挙動から機械的特性を評価できる小型部品や各種コンポーネントの音響品質検査に適しています。
まず、欠陥のない基準部品を解析し、特徴的な周波数範囲および音響特性を特定します。これらの特性を、その後の検査対象部品を評価するための基準として使用します。
実際の検査工程では、短いインパルスなどによって部品を意図的に機械励振します。これによって発生する特徴的な音響信号と共振挙動を dsound® USS4-LS が非接触で検出し、センサー内部で直接評価します。
材料欠陥、亀裂、形状偏差、または機械的接合部の状態変化は、部品の共振挙動に影響を与える可能性があります。測定された特性をあらかじめ設定した基準特性と比較することで、このような偏差を検出し、検査対象部品を良品または不良品として判定できます。
これにより、高速・非接触・非破壊の品質検査を生産工程に直接組み込むことができ、客観的な100全数検査と安定した製品品質を実現します。
代表的な用途
小型部品の品質検査
ねじ、ばね、リング、プレス部品などの各種部品について、共振挙動の特徴的な変化を検査できます。
亀裂・破損検出
亀裂、微細亀裂、その他の構造的変化によって、部品の固有振動数や減衰特性が変化することがあります。この違いを利用して、良品と不良品を判別できます。
接合部および組立状態の検査
溶接、ろう付け、接着、圧入、その他の機械的接合部の状態変化は、部品の音響特性に影響を与えるため、音響検査によって検出できます。
材料・部品の識別
異なる材料、合金、形状、部品バリエーションは、それぞれ特徴的な共振特性を持つため、その音響特性に基づいて識別できます。
生産ライン最終検査
完成した部品やアセンブリを、分解したり複雑な追加検査を行ったりすることなく、生産工程の最終段階で非破壊検査できます。