フルーク・プロセス・インスツルメンツの Thermalert 4.0 シリーズ高温計には、さまざまなスペクトル域に対応する赤外線温度センサーが多数統合されており、幅広い種類のプロセス制御に使用できます。
革新的なデジタル技術と標準の 2線式配線で、あらゆる設置に対応する高温計は、インダストリー 4.0 規格に準拠しており、ATEX および IECEx 認証と合わせて注文可能です。複数の通信オプションを備えたスマートな赤外線測点センサーは、簡単に設置・運用できるコンパクトな一体型パッケージを特長としており、温度データを理解し、独自のプロセスを制御するために必要な機能を提供します。
Thermalert 4.0 シリーズ高温計
追加冷却を必要とすることなく最大 85°C の環境温度に耐える性能と、幅広い用途に対応する複数の波長を備えた Thermalert 4.0 シリーズ高温計は、最も過酷な環境であっても完全なデータを提供できます。
高温計はすべて、お客様のプロセス要件に合わせ、用途によって異なるクラス最高レベルの光学分解能と、RS485 を備えた 2 線式ループ、デジタル出力 (イーサネット、EthernetIP、ProfinetIO) およびアナログ出力を含む複数の通信オプションを備えた設計です。
また、レーザー照準、ATEX/IECEx 認証、多様なアクセサリー (高温用筐体など) もすべてのモデルで利用できます。
主な特長:
• 本質安全モデル (ATEX/IECEx/CCC-IS 認証)
• レーザー照準内蔵
• ガルバニック絶縁の出力
• 飲食料品用途にはプラスティックレンズを選択可能
• 環境温度補正と放射率設定のためのアナログ入力
• 複数インターフェイス:
• 2 線式ループによるアナログ通信
• HART プロトコル専用の 2 線式ループオプション
• 4 線式 (フィールドバスサポート - Ethernet、EthernetIP、ProfinetIO)
• デジタル通信のための 12 線式 M16 および 6 ピンのターミナルブロック (RS485)
• 高度な信号処理機能
• 焦点距離の豊富な選択肢
Thermalert 4.0 赤外線センサーは、DataTemp® Multidrop ソフトウェアによりプロセス制御システムと統合できます。ソフトウェアソリューションはすべて、「プラグアンドプレイ」によりセンサーをすばやく設定して、リアルタイムのグラフィック表示で温度をモニタリングに必要なツールを提供します。
ソフトウェアの棒グラフ機能は、プロセス中の様々な点の温度プロファイルを表示します。プロセス温度の記録や保存にも利用できます。さらに上限・下限アラームが表示されるため、レンジアウト状態を容易に判別可能です。