当社の開発ツールキットを使えば、IO-Linkワイヤレス技術を最も柔軟な方法でデバイスに統合することができます。当社のツールキットは、マスタとデバイスの両方の開発に利用できます。
KUNBUSは技術的に、Texas InstrumentsのCC265xマイクロコントローラをIO-Linkワイヤレス用に選びました。市場にある他のマイクロコントローラと比較して、CC265xは非常に低い消費電力で高いパフォーマンスを提供します。これにより、IO-Link Wireless規格の対象であるエネルギー自給型センサを使用したアプリケーションの可能性が広がります。ARMベースのアプリケーション・コントローラを内蔵しているため、個別のコントローラを使用しないシングルチップの設計が可能です。そのため、ハードウェアのフットプリントとコストを大幅に削減することができます。
IO-Link Wireless Masterスタックは、単一の無線を正確に同期させることで、40台のデバイス(センサまたはアクチュエータ)を接続した5つのトラックの実装をサポートしています。1つのRFエリア内で最大3つのマスターが同時に最大120台のデバイスと通信することができます。マスターとデバイス間の距離は最大20メートルです。IOLinkワイヤレスマスターを上位のフィールドバスや産業用Ethernetにシームレスに統合するために、KUNBUSはPROFINET、EtherNet/IP、EtherCATなど、一般的な産業ネットワークプロトコル用の各種インターフェースソリューションも提供しています。
IO-Linkワイヤレス開発ツールキット - 5トラックマスター
IO-Link Wireless Master統合のためのKUNBUSのツールキットは、以下のコンポーネントとサービスから構成されています。
-Simple Link™ CC2650をベースにした下位層(MAC/PHY)を含むバイナリとしてのIO-Linkワイヤレスマスタスタック
-CC2650 PCBモジュール10個とSitara™ AM4379プロセッサ1個を搭載した評価ボード1台
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