概要NI Nigel™ AI は、試験・計測ワークフロー向けに設計された AI アドバイザーです。NI ソフトウェア内で技術的かつコンテキストに即した支援を提供し、エンジニアがテストシステムの設計、データ解析、オートメーションを行う際の判断をサポートします。
主要な機能- テストシステム設計、試験手法、データ解析に特化して訓練されたドメイン専門の AI。
- 汎用的な回答ではなく、試験用途に適した技術的でコンテキストに基づく推奨。
- NI ツール内でのインアプリ支援により、オンボーディング、開発、コードレビューを加速。
- コード補完の初期機能は LabVIEW(LabVIEW 2026 Q1)で提供予定。コードやシーケンス生成の追加機能はロードマップに掲載。
NI ソフトウェアとの統合- LabVIEW、TestStand、その他の NI 製品に統合され、プロジェクトのコンテキストを把握して作業中に実行可能なガイダンスを提供。
- ハードウェア/ソフトウェア構成を踏まえたプロジェクト認識型の提案が可能。
セキュリティとホスティング- エンタープライズ向けクラウド基盤(Emerson のクラウド運用プラットフォーム)上の Microsoft Azure にホスト。
- 基盤となるモデルは OpenAI モデルを使用。
- NI 製品と Nigel クラウドサービス間の通信は TLS による暗号化と署名済み証明書による認証を行う。
- デフォルトではユーザーのプロンプトデータをモデル学習のために保存しない。プロンプトは明示的に共有されない限りローカルに保持される。
利用、アクティベーション、ライセンス- 利用には対象となる NI ライセンス(LabVIEW Professional、TestStand Development System、または LabVIEW+ Suite)と有効な NI ソフトウェアサービス契約が必要。
- 対象となるシングルシートライセンス(サブスクリプションまたは永久)には含まれる場合があり、永久ライセンスには初年度のサービスが含まれる。ボリューム/エンタープライズ契約でも提供可能。
- ユーザーアカウントは使用前に該当ライセンスに紐付ける必要があり、Nigel はユーザーにより無効化可能。通常の利用を想定したユーザー毎の使用制限がある。
データとモデル- 現時点では OpenAI モデルを使用。追加のモデルやホスティング選択肢は評価中。
- ユーザーが入力したプロンプトはデフォルトでローカルに保持され、明示的に共有されない限り Nigel によりモデル再訓練に使用されない。
コード補完と生成- LabVIEW(LabVIEW 2026 Q1)でのコード補完は、開発を加速するコンテキスト対応の提案を提供。
- 複数のコード要素やコメント、ドキュメントなどプロジェクトの文脈が豊富なほど、推奨の精度が向上する。
- コードやシーケンスの生成機能は段階的に展開され、試験用途の品質要件に合わせて慎重に実装される。
提供範囲と制限- インターネット接続およびモデルへのアクセスがある地域で利用可能。会話利用のため複数言語をサポート。
- Nigel は進化中の AI 機能であり誤りを生じる可能性があるため、重要な用途では出力内容を確認する必要がある。
技術仕様- 製品名:NI Nigel™ AI
- タイプ:試験・計測ワークフロー向け AI アドバイザー
- 既知の統合:LabVIEW、TestStand、LabVIEW+ Suite、FlexLogger、InstrumentStudio
- コード関連の初期機能:コード補完(LabVIEW 2026 Q1)
- ホスティング:クラウド(Emerson クラウド運用プラットフォーム上の Microsoft Azure)
- モデル:OpenAI モデル
- セキュリティ:TLS 暗号化および証明書ベースの認証
- アクセス要件:該当する NI ライセンス + 有効なソフトウェアサービス