熱機械分析装置 - 縦型熱膨張計
高精度の差動トランス (LVDT)が、TMA 402 Hyperion® の技術の核心です。
この技術は、定評あるNETZSCH社の熱膨張計に、長年にわたって使われてきた実績に裏付けられています。ナノメーターレンジ(デジタル分解能0.125 nm)に至る寸法変化を測定することが可能です。
荷重と変形信号の同時測定
TMA 402 Hyperion®の試料への荷重は、電磁気的に 発生されます。これにより、クリープ挙動試験の様な荷重を変化させる場合の瞬時の応答が可能になります。 高感度荷重センサー(デジタル分解能 0.01 mN以下) が、プッシュロッドを介して連続的に荷重を計測し、自動的に再調整します。TMA 402 Hyperion® は、荷重のプリセット値のみを使う他の装置より、性能がはるかに優れています。
交換可能な炉(他のNETZSCH装置と互換性あり)を備えたモジュールコンセプトにより、拡張やレトロフィットが容易で費用対効果に優れています。
最大4台のMFCによるガスフロー、ソフトウェアによる制御、プログラム可能な雰囲気変化により、手動バルブ操作なしで酸化挙動などの分析が可能です。
最大4N(F1 のみ、F3 は3N)のデジタルプログラム可能な力または変位制御、直線的または段階的な力の変更、緩和、クリープ、応力/歪みなどの粘弾性特性を測定するための連続的な力の変調が可能です。
粉体、液体、ペースト、金属などの測定に対応する各種アクセサリーで応用範囲が広がります。