バーシトロンシリーズは、トップローディングと試験面参照技術の利点をユーザーに提供するユニークな硬さ試験システムです。1回の試験で予荷重と全荷重をかけることで、最短4秒の試験が可能になりました。
この硬さ試験機は、大量生産からサンプリングまで、生産現場の過酷な環境から研究室まで、また扱いにくい形状の部品から精密な小型部品の試験用途まで、幅広い用途に最適です。
クランプ機能は、このロックウェル硬さ試験機固有の機能であり、最大240フィートポンド(325Nm)で試験前に部品を所定の位置にクランプして保持する能力をユーザーに提供します。ジャッキスクリューや試験片の切断の代わりにクランプを使用することで、試験精度が向上し、試験時間が短縮されます。
取り外し可能なクランプシールドは、取り扱い中にダイヤモンド圧子を試験片から保護し、試験片がクランプされているときは、荷重で試験片が移動することによる損傷から圧子を保護します。
バーシトロンは、試験面の参照機能を備えています。試験面参照は、圧子のすぐ近くにある圧子シュラウドで行います。このシュラウドの目的は、予圧をかけたときの試験面に対する圧子の位置を感知することです。試験片が大きな荷重を受けてたわむと、シュラウドが試験面とともに移動し、試験面との正確な基準位置を維持して補正するため、試験結果は正確なままとなります。試験結果が汚れに影響されないため、たわみから生じる誤差を排除または大幅に低減することができます。
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