製品概要PAYAPRESS HPM-63Sは、パネル、配電盤、エレベーター、換気装置のハウジング向けに設計された、単独操作の自動板金パンチ・切欠き機です。二重作用の16トン油圧システム(200 bar)が、のど深さ63 cmから最大板厚2 mmの鋼材に対し各種パンチと切欠きを行います。約1,200 kgの堅牢なフレームと可変ストローク70 mmにより安定した繰返し加工が可能です。レーザーセンターファインダーやオプションのデジタル位置表示により、迅速かつ正確な穴位置決めを支援します。
操作系と位置決め- 単独オペレータ向けのシンプルで扱いやすい操作パネル。
- オプションのデジタル定規表示でX/Y軸の位置を表示。
- 手動Y軸ロックにより、ワークを再セットせずに連続穴あけが可能。
- 各軸は固定のHOME点(Xは移動右端、Yはストローク終端)を参照し、誘導センサで検出して再現性のある穴位置を実現。
金型とツーリング金型システムはモジュール式で、パンチ、金型(マトリクス)、コネクタ、ロックナットなどの交換可能部品で構成されており、摩耗部のみを交換することで工具コストを低減できます。標準的な金型の種類は以下の通りです:
- 円形金型 — 最大Ø34 mm(表示灯、M4以上のボルト、ケーブルグランド等)
- 小型角形金型(7×7、9×9、15×15 mm) — ネジやクランプの代替
- 角形22×22 mm — 配電盤などの旧規格、要問い合わせで供給
- ミニチュアヒューズ用金型 — 塗装厚を考慮して若干大きめに作る場合あり
- 直切り角型金型 — 平行切断の経済的代替
- 92×92 mm 電流計用金型 — カスタムで多く要望あり
- エンボス(カウンターボア)金型 — 取り付けクリアランスやパネル接合用の突起形成
- ロック用金型 — Siemens型、ブリーフケース型、Mito型など
- 通気ルーバー金型 — 2列・3列タイプ(基準マークで整列)
- コーナーカット金型 — 標準シンプル切欠き(最大50 mm)、二重曲げ、完全カスタム
選定理由HPM-63Sは、パンチ、切欠き、コーナーワーク、通気加工を1台で行えるため、設備効率を高めつつ工具費を抑えられます。モジュール金型と簡便な操作性により、配電盤やパネルの生産現場に適します。必要に応じて専用のコーナーフォーミング機と組み合わせ可能です。
追加機能- レーザーセンターファインダーによる精密な穴位置決め
- 金型のクイックチェンジ機構で段取り時間を短縮
- オペレータ用の非常停止ボタン
- オプションのデジタルX/Y表示器と手動Y軸ロックによる連続パンチング
技術仕様- 型式:HPM-63S
- 機能:板金のパンチングおよび切欠き(単独操作)
- パンチ力:16トン(二重作用油圧)
- 作動圧力:200 bar
- 最大加工板厚:最大2 mm(軟鋼、構造用鋼、ステンレス)
- のど深さ:63 cm
- パンチストローク:70 mm 可変
- フレーム重量 / 安定性:約1,200 kg
- 定格電圧:380 V AC
- 総電力:3 kW
- 周波数:50 Hz
- 油圧オイル容量:30 L
- 最大金型寸法:Ø133 mm(円形) — 130 × 110 mm(角形)
- 最大円穴能力:最大34 mm
- 最大加工幅 / 板材対応幅:1,200 mm
- 必要オペレータ数:1