3月3日(月)、サンドビック・コロマントは、Inveio™(インヴェイオ)テクノロジーを備えた鋼旋削加工用材種、鋳鉄フライス加工用材種を新しくリリースいたします。Inveio™(インヴェイオ)と呼ばれる革新的な新技術が、優れた耐摩耗性と長寿命を実現します。
今日の生産過程において、予測可能であること、つまりトラブルがなく安定した性能を持っていることはますます重要な要素になってきています。突発的な機械停止がなく生産をスムーズに行うことは、安全な無人加工と高い機械稼働率へとつながり、利益の出る生産プロセスのために不可欠なものとなります。
2013年10月に導入したGC4325に続いて、サンドビック・コロマントは、材種を品目拡大し、GC4315、GC3330を新たにリリースします。GC4325を含むこれら3つの材種は、いずれもInveio™(インヴェイオ)テクノロジーが採用されており、耐久性と安定性が高く、長寿命を実現します。
技術革新
上記のような特長の秘密は、Inveio™(インヴェイオ)テクノロジーの一方向に制御された結晶成長方位にあります。通常は、チップ表面にあるCVDアルミナコーティングの結晶はばらばらの方向に成長しますが、サンドビック・コロマントは、結晶成長方位をチップ表面に向かって一方向に均一にコントロールする方法を開発しました。この技術革新により均一で密度の高い結晶構造が作られ、切削ゾーンで威力を発揮します。
結果、Inveio™(インヴェイオ)テクノロジーにより、優れた耐摩耗性を持ち、長時間切削に耐えられる熱に強い刃先が実現しました。GC4325、GC4315、GC3330の安定したチップ寿命により、安全な無人生産が可能になります。
アプリケーションエリア
GC4325は、鋼旋削加工の第一推奨材種です。切削速度が高い場合や長時間での加工に使用する場合には、GC4315が適しています。GC3330は、鋳鉄フライス加工の第一推奨汎用材種です。