•ワイドレンジの電圧・電流出力と高効率を実現した電源装置
•より優れたDUT保護を提供するCC、CV優先モード設定
•3チャンネルのタイミング出力設定に対応
•170度の広視野角を実現した有機ELスクリーン、Webリモートコントロール
様々な組み合わせが可能な出力
SPS5000Xシリーズは、出力電圧(40 V、50 V、80 V、160 V)と出力電流(7.5 A ~ 90 A)の組み合わせが豊富なラインナップとなっており、定格出力は180 W、360 W、720 W、1080 Wのいずれかです。1チャンネルモデルは、直列の場合2台、並列の場合3台までの接続に対応しており、2および3チャンネルモデルは、チャンネル間の直列・並列接続が可能です。
定電力出力
定電力モードでは、電圧と電流のレンジを自動的に切り替えて最大化し、無駄のない出力を実現します。これにより、低電流では高電圧、低電圧では高電流の出力が可能になっています。多くの従来型電源の矩形出力レンジと比較し、SPS5000Xシリーズは、より広いレンジの電圧・電流出力を提供し、使用効率が大幅に向上しています。
リストタイミング出力
SPS5000Xシリーズは、最大で3チャンネル、50ステップのタイミング出力をサポートしています。タイミング出力のパラメータ設定は、本体のフロントパネルからできるほか、Webリモートコントロール機能を使用することで、より迅速かつ便利に行うことが可能です。リスト機能は、出力電流、出力電圧、出力遅延時間、持続時間、立ち上がり/立ち下がりスロープ等の設定に対応しています。
CV/CC優先モード
SPS5000XシリーズをCC優先モードに設定すると、出力オン時の突入電流のスパイクやオーバーシュート電圧を効果的に抑制することができます。
CVモードでは、電圧の出力値が設定値に素早く到達します。LEDテスト等の一部の用途においては、出力を開始しLEDのオン電圧に達した際、サージ電流とオーバーシュート電圧が発生します。
複数の保護対策
SPS5000Xシリーズには、保護機能として過電流保護(OCP)、過電圧保護(OVP)、過熱保護(OTP)が搭載されています。保護機能が働くと、出力がオフになり、保護モードが有効になります。Escキーを2秒以上押すと保護モードを解除することができます。過電力保護(OPP)が働くと、電力制限モードが有効になり、最大出力が定格電力の約105%になります。