これまで、環境系分析の分野においては、その求めやすい価格帯からシーケンシャル型ICP(誘導結合プラズマ)や原子吸光分析装置が選定されることがありました。SPECTRO GENESISはこれらに取って代わり、進化したテクノロジーを搭載しながらも、同程度の価格を維持しています。優れたCCD検出システムにより、大量のサンプルを高速に分析することができ、ユーザーフレンドリーなソフトウェアは、オペレータの経験を問わず、どなたでも簡単に分析がおこなえます。
ICP発光分析装置 SPECTRO GENESISの特長
1.パッシェンルンゲCCD
光学系の特長として、中間の光学素子の数を最小限に留めることができるため、きわめて頑丈、高感度(特にUV領域にて)、そして一定のピーク分解能と低い迷光レベルを実現した設計として評価されています。これらの特長により、とくに産業・工業分野での分析用途に威力を発揮します。
2.コンパクトかつ軽量
頑丈で軽量(150 kg)、アルミボディーを使用し製造された SPECTRO GENESISはタイトなラボスペースにもフィットします。フレーム原子吸光装置のように、標準的なベンチトップ型機として導入が可能です。
3.優れた長期安定性
SPECTRO GENESIS が採用するプラズマジェネレータには最上級のコンポーネントが含まれています。ソリッドステート型4.5kVパワーサプライと、フリーランニング型27MHzオシレータが、プラズマへ高負荷がかかるアプリケーショに対してもパワフルかつ安定したコンディションを維持します。加えて独自の空冷システムの採用により、煩雑でコストのかかる水冷システムを必要としません。