角速度を測定する3軸ジャイロ・センサは、通常センサ・フュージョン(3D空間の回転方向推定に用いられる)などの先進的アルゴリズムを行うために、加速度センサとともにワン・パッケージで提供されます。この場合は一般的にIMU(慣性測定ユニット)と呼ばれ、STではiNEMO慣性モジュールとして提供しています。iNEMO慣性モジュールには、ジャイロ・センサと加速度センサに加えて地磁気センサも搭載されています。
安定性 / 精度 / 信頼性の向上
STのアナログおよびデジタル・ジャイロ・センサは、ゼロレート・レベルで0.01dps/√Hz未満の分解能を持ち、長時間、また幅広い温度にわたって優れた安定性を提供します。これは、最も高度なモーション・ベースのアプリケーションに必要とされる精度を保証するものです。
1つのセンシング構造で3軸に対応する3軸ジャイロ・センサ
STの3軸ジャイロ・センサは、2つまたは3つの独立したセンシング構造を持つ他社のソリューションと異なり、1つのセンシング構造で3つの直行軸すべてのモーション測定を行います。STの製品は、出力信号を本質的に劣化させる軸間の干渉を除去しているため、モーション制御による機能において高い精度と信頼性を実現します。
幅広いアプリケーションに対応
STのジャイロ・センサは、広いフルスケール範囲(30dps~4000dps)での測定が可能なため、ジェスチャ認識や手ブレ補正、推測航法やパーソナル・ナビゲーションなど、さまざまなアプリケーションに対応します。