二次圧力が大気圧付近の微圧から真空域にかかる減圧を行う場合に使用します。減圧弁とセパレーター・トラップが一体化されています。ドレンを強制分離し二次側へは乾き度の高い蒸気が供給できます。また減圧弁に大敵なドレンを分離除去するため、経年的な性能低下抑えられています。
特長
真空域の蒸気圧力設定に対応した製品です。
被加熱物の品質向上
安定した圧力の蒸気を供給
減圧弁の二次側設定圧力の精度は±0.01MPa以内です。
装置の蒸気流量(負荷)が変動しても、減圧弁の一次側の圧力が変動しても、衝撃吸収式球状(SAS)ピストンが一定圧力の蒸気を供給し、加熱源としての蒸気温度が維持されます。
乾き蒸気を供給
ドレン分離効率98%の高性能旋回式(SCE)セパレーターが内蔵されています。これが蒸気の中のドレンを分離、さらにストレーナーがスケールも取り除きます。分離されたドレンは、内蔵されたフリーフロートトラップから速やかに排除されます。蒸気そのものの質が向上、それに伴い蒸気の熱伝導率も向上します。
使い易い
圧力調整の際には、カバーキャップが調整用スパナとして使用でき、圧力調整が容易です。
長寿命
制御機能として重要な箇所にとって錆は大敵です。
要部部品はステンレスで、錆を防止します。
ストレーナーを内蔵し配管からの錆の流入を防ぎます。
用途
100℃以下の蒸気を供給するあらゆる蒸気加熱装置にご使用出来ます。