動力源として使用されてきた圧縮空気は、自動化が著しく進んだ今、精密機器を含めより広範囲用途で利用されています。通常、エアがコンプレッサーで圧縮された時、またアフタークーラーやレシーバータンク内で冷却された時、飽和状態から飛び出した水分はドレン(水滴)として現れます。このドレンはエア輸送配管中でも発生し、精密機器の回転ムラや錆、時として生産物にドレンによる品質不良を引き起こします。
エアトラップは発生したドレンを自動的に排除し、機器や製品への損害を未然に防ぎます。
故障が少なく長寿命
ヒンジやレバーを持たないフリーフロートの採用で、動くのはフロートだけのシンプル構造。フロート全周がシール面なので集中磨耗がなく、初期性能を長期間維持します
ドレンの連続排除
ドレンの流入量に応じてフロートが開度を自動調節し、ドレンを滞留することなく連続排出します
ゴム弁座の採用で高シール
ゴム弁座を標準にしているため、高精度の研磨フロートとの組合せで高シールを実現しています
弁口の詰まりを簡単に解消
外部からの強制開弁機構付なので、油類やスケールによる弁口の詰まりが発生した時も簡単に解消できます(JAシリーズ・JAHシリーズ)
用途
JAシリーズ
エア配管中のドレン排除(レシーバータンク・アフタークーラーなどの巻末用)
小容量エア配管のドレン排除など(JA3D・JA3・JAF3)
中容量エア配管のドレン排除など(JA5・JAF5)
大容量エア配管のドレン排除など(JA7・JA7.2・JAH7.2R・JA7.5・JAH7.5R・JA8・JAH8R)