このタイプのグリップは高延性プラスチック及びエラストマーの試験に使用されます。はさみの原理により試験中のグリッピング力を高い状態で保持されます。
引張力に比例して増加するグリップ力により、試験片をしっかりグリップ
グリップの横方向への力のため常に試験軸に対して垂直に試験片を保持できます
人間工学的なオープンデザインで、チャック歯の交換などが簡単に出来ます。
グリップは恒温槽での操作が簡単で、質量が非常に小さいため、試験温度にすばやく到達します。
ピンサーグリップはダブルアクチュエーターグリップです。ピンサーグリップはクランピングレバーにより開閉する構造です。
試験片取り付けの際にはプレストレススプリングがグリップの開口を固定します。グリップを絞める際には、プレストレススプリングが必要な締付力を発生させます。
グリップ力は引張荷重が増えるに従い比例的にピンサー原理で増加していきます。これにより収縮しやすい試験片でも自動で再度しっかりと締付が行われます。