光学式イメージングシステム SUPERVISION-780

生体内小動物用

技術的原則： 二光子励起蛍光（2PEF） 二光子励起蛍光（2PEF）とは、基底状態の蛍光分子や原子が2つの光子を吸収して励起状態に移行し、その後基底状態に戻って蛍光を発する過程を指す。最初の光子を吸収した後、蛍光分子は仮想状態に遷移する。2番目の光子が数フェムト秒以内に仮想状態の蛍光分子と相互作用して初めて、蛍光分子は励起状態に達することができる。自家蛍光物質とは、生物学的な細胞や組織に内在する蛍光物質を指す。細胞や組織の内容物の中には、適切な波長の光で励起されると安定した蛍光シグナルを発するものがあり、内因性蛍光物質として知られている。 第二高調波発生（SHG） 第二高調波発生（SHG）とは、同じ周波数の2つの光子が非対称な媒質と相互作用し、媒質を基底状態から仮想状態に励起する非線形光学プロセスである。仮想状態から基底状態に戻る過程で、周波数が2倍になり波長が半分になった光子が放出される。第二高調波イメージングでは、自発蛍光物質を仮想状態に励起できるため、蛍光標識が不要であり、光退色や光毒性の影響を受けない。 応用例 化粧品の有効性評価 化粧品の人体への有効性評価 化粧品成分の人体への有効性評価 化粧品成分の作用メカニズムの研究・探索