概要STA4001はリフト式の同期熱分析装置で、TGとDSCを同時に測定できます。自動昇降炉構造によりサンプルの搭載が容易で、迅速な冷却が可能です。
主な特長装置にはデジタル流量計が搭載され、ガス流量を自動制御します。解析ソフトウェアをアップグレードし、データ精度を向上させています。赤外線(IR)モジュールとの接続により解析機能を拡張できます。
試験範囲- 熱安定性
- 酸化還元反応
- 分解挙動
- 腐食研究
- 分解速度論解析
- 融解および結晶化
- 固相転移
- 結晶化度
- ガラス転移
動作原理STA4001は試料の質量変化(TG)と熱流(DSC)を監視しつつ、炉を制御して加熱・冷却・保持を行います。制御雰囲気下で温度とそれに伴う物理的・化学的変化を記録します。
STA同期熱分析装置の性能優位性炉本体はプラチナ-ロジウム合金線を二列巻きにして干渉を低減し、高温耐性を向上させています。
パレットセンサーは貴金属合金製で、高温耐性、耐酸化性、耐腐食性を備えています。
電源、循環冷却部および本体は分離され、微小熱天秤への熱や振動の影響を低減します。
本体は隔離加熱炉を採用し、シャーシや微小熱天秤への熱影響を防ぎます。
炉本体は二重断熱で線形性を改善しており、自動昇降と高速冷却機能(1000°Cから50°Cへ≤15分)、排気口を備え、IRシステムとの併用が可能です。
仕様 / 技術仕様- 型式:STA4001
- 温度範囲:常温~1250°C
- 温度分解能:0.001°C
- 温度変動:±0.01°C
- 加熱/冷却速度:0.1~100 °C/min(加熱);-0.1~-40 °C/min(冷却)
- 温度制御方式:PID温度制御(加熱、定温、冷却)
- 天びん測定範囲:0.01 mg~3 g(50 gまで拡張可)
- 称量精度:0.01 mg
- 称量分解能:0.01 μg
- DSCレンジ:±1000 mW
- DSC感度:0.0001 mW
- 雰囲気制御:デジタル流量計内蔵でガス量を自動制御
- ソフトウェア:TGおよびDSC曲線を自動記録・処理し、自動調整機能(表示の自動拡大・スケール)を備えたインテリジェントソフト
- 定温時間:任意設定;標準構成 ≤ 600 min
- データ/試験注意事項:データ取得周波数はリアルタイムで選択可能(2 s、5 s、10 s等)。炉は自動昇降および手動昇降が可能;高速冷却(1000°Cから50°Cへ≤15分)。外部水冷により称量系への熱影響を遮断しドリフトを低減;冷却装置の動作周囲温度:-10~60°C