完成品への刺繍が評判のTMARシリーズ。使い易さ・刺しゅう品質・生産効率を追及したタジマグループの自信作です。
厚い生地を確実に押えるデジタルコントロール布押えDCPを搭載
DCP によって刺繍時の生地の「ばたつき」を軽減しました。特に厚い生地や薄い生地、縫製された生地の折り目などを刺繍する場合に有効です。
刺繍時に生地が持ち上げられる事で「ばたつき」が発生し、目飛び、糸切りミス、刺繍の乱れの原因となります
DCP は布押えを生地の厚みに合わせて最適な高さに設定する事も可能です。技術者によって行われていた作業が簡単に設定出来るようになりました。
※DCPはDigitally Controlled Presser foot の略称です。
刺繍の困難な撚りの少ない甘撚り糸や太糸に対し、刺繍の安定性や品質を向上させるための機能です。FSモード専用部品を組み合わせる事で更に効果が得られます。 FSモード選択時は回転数が制限されますが、TMCRでは針毎にFSモードのON/OFFが選択できるため生産効率の低下を最小限に抑えます。
調整台に各種操作スイッチとマルチカラーLEDを搭載しました。操作パネルの主な機能を刺繍頭の前で操作可能とした事で、作業性が向上しました。頻繁に使用する機能はカスタムスイッチに登録する事も可能です。
シリンダーベッドが小径化され、袖やポケットのような筒状の完成品への対応が広がりました。
帽子枠の支持構造を強化し、最高回転数が1,000回転/分まで大幅にあがりました。
高速回転で2種類のシークインを任意に切換えて刺繍する装置