G9203-256DAは、光通信におけるWDMモニタ用の検出器として設計されたInGaAsリニアイメージセンサです。CMOSチャージアンプアレイ、CDS回路、オフセット補償回路、シフトレジスタ、タイミング発生器などがInGaAsフォトダイオードアレイとともに組み込まれており、近赤外波長域で高い感度と安定した動作が得られます。パッケージは気密封止されており高い信頼性を実現しています。さらに、入射窓は反射防止処理が施されているため光検出効率が向上しています。 CMOSチップ上の信号処理回路は、外部電圧によって2種類の変換効率 (CE: conversion efficiency)から選択できます。イメージ センサをCE=16 nV/e-で動作させた場合は広いダイナミックレンジが得られ、CE=320 nV/e-の場合は高いゲインが得られます。
特長
・広いダイナミックレンジ
・低ノイズ、低暗電流
・2種類の変換効率から選択可能
・飽和対策回路を内蔵
・CDS回路を内蔵
・オフセット補償回路を内蔵
・簡単動作 (タイミング発生器を内蔵)
・低クロストーク
・256画素: 1ビデオライン
• 仕様
• イメージサイズ : 12.8 x 0.5 mm
• 画素サイズ : 50 x 500 μm
• 画素ピッチ : 50 μm
• 総画素数 : 256 pixels
• パッケージ : セラミック
• 冷却 : 非冷却
• ラインレート max. : 1910 ライン/s
• 感度波長範囲 : 900~1700 nm
• 暗電流 max. : 20 pA
• 測定条件 : 指定のない場合はTyp. Ta=25 ℃