S9979は、微弱光検出用に開発された表面入射型FFT-CCDエリアイメージセンサです。特に、分光測光や天体測光などの極微弱光の検出に適しています。MPPモードで動作することにより、暗電流を大幅に低減することができます。さらに、低ノイズ読み出しアンプと組み合わせれば、微弱光レベルでも信号蓄積時間を長くすることができ、広いダイナミックレンジを得ることができます。
■特長
・TDI (Time Delay Integration)動作
・有効画素数: 1536 (H) × 128 (V)
・画素サイズ: 48 × 48 μm
・開口率: 100 %
・広いダイナミックレンジ: 20000
・低暗電流: 2 ke-/pixel/s Typ. (MPPモード)
・低読み出しノイズ: 60 e-rms Typ.
・MPP動作
• タイプ : TDI動作
• イメージサイズ : 73.728 x 6.144 mm
• 有効画素数 : 1536 x 128 pixels
• 画素サイズ : 48 x 48 μm
• 感度波長範囲 : 400~1100 nm
• フレームレート : 9 フレーム/s
• 暗電流 typ. : 2000 e-/pixel/s
• 読み出しノイズ typ. : 60 e- rms
• 冷却 : 非冷却
• 窓材 : 石英
• パッケージ : セラミック
• 備考 : 窓なしタイプ、UVコート、FOPカップリングにも対応可能 (受注生産品)
• 測定条件 : 指定のない場合はTyp. Ta=25 ℃, フレームレート: エリアスキャン時, 暗電流: MPPモード