潤滑油などカールフィッシャー反応を妨害する物質を含んで直接水分を測定できない試料を、間接通気共沸蒸留方式によって測定を可能にします。
用途例】沸点が比較的高い(およそ150℃以上*)メルカプタン類、ケトン類を含んだ試料、色素を含んだインクなど。 (*試料に含まれる妨害物の濃度によっては測定できないことがあります。)
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平沼製品は、据付費が必要となる機種もあります。詳細は、別途お問い合わせください。
水分気化方式 - 間接通気共沸蒸留方式(キャリヤーガスを通気しながら蒸留)
温度調節 - 任意設定、自動温度調整
温度範囲 - 室温~200℃
キャリヤーガス - N2ガス、(もしくはオプションの乾燥空気用ポンプによる乾燥空気)
流量:30~300mL/分(設定可能)
乾燥剤カラム - モレキュラシーブス 100g
ヒータ - バンドヒータ
試料量 - 約10mL以下
溶媒 - キシレン、トルエン、n-オクタンなど(1回の測定に使用する量:5~10mL)
電源・消費電力 - AC100V±10%、50/60Hz、150VA
大きさ・重さ - 220(W)×370(D)×265(H)(mm)、約7.0kg