走査型レーザードップラー振動計のレーザビームは、コンピュータで制御された2枚のミラーで偏向されます。ヘッド内のカメラにより、測定対象物の画像が送られます。
この写真では、CADソフトのように測定点を配置することができます。測定点を設定すると、コンピューターが自動的に測定を行います。
方法
走査型レーザドップラ振動計は、シングルポイントレーザドップラ振動計 VibroMet500 をベースにしています。レーザービームは、テスト対象物の表面で速度を測定します。速度信号はデータ収集システムで測定され、コンピュータに保存されます。
コンポーネント
上の写真には、レーザースキャナーを構成する部品が表示されています。
ミラーユニット付きレーザーヘッド
コントローラーボックス
データ取得
制御・解析ソフトを搭載したノートパソコン
システム一式は非常にコンパクトで、飛行機を利用する際など、一人で持ち運ぶことが可能です。
レーザーヘッドには、レーザーユニット、ミラー、ビデオカメラが含まれます。レンズや光学系を調整する必要はありません。ミラーはコンピューターで制御されます。
コントローラー
コントローラーボックス内の部品は、RFアンプ、復調器、出力フィルターです。アンプは信号レベルを上げ、復調器はドップラー信号から速度信号を作り、出力のローパスフィルターで周波数範囲を制限し、ノイズなどを低減します。
データ取得
レーザースキャナー用のデータ収集ユニットは、内蔵PCIカードまたは外付けUSBボックスとして利用可能です。
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