自動調心ころ軸受は、外輪の1つの球面軌道面上で、左右対称の2列のバレルころが回転します。内輪の2つの軌道面は、軸受軸に対して斜めになっています。
自動調心ころ軸受は高荷重であるため、非常に高い荷重を受けなければならない用途に最適です。また、自動調心ころ軸受は、両方向のアキシアル荷重に耐えることができ、自己調心性に優れているため、軸のたわみや軸受座のずれにも影響されません。
自動調心ころ軸受には、円筒形の内径とテーパー形の内径があります。
標準的な公差(P0)で製造されていますが、公差クラスP6やP5(走行公差が重要な場合)に対応した高精度のものも製造されています。
EVOLMECの自動調心ころ軸受は、荷重が大きく、運転条件が厳しく、シールに特別な要求がある場合には、片側または両側にコンタクトシールを取り付けて提供することができます。
特殊な用途の場合は、軸受の表面に防錆処理を施すことができます。
自動調心ころ軸受のリングとローラーは、サイズに応じて、芯焼き鋼 100Cr6 (UNI 3097 - WNr. 1.3505) または 100CrMn6 (WNr. 1.3520) で製造されています。
ご要望に応じて、また特別な用途のために、ベアリングリングを硬化鋼で製造することも可能です。
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