概要FLSの垂直式微粉砕ミル(VXPmillおよびTower Mill/FTM)は、鉱石処理の微粉・超微粉砕向けに設計されたコンパクトで省エネルギーな撹拌式ミルです。回収率の向上、エネルギーおよび水使用量の削減、水平ミルと比較した設置および保守の簡素化を目的としています。
主な利点- CAPEXと物流の低減:工場で試運転されたプレアセンブルモジュールやコンテナ輸送により納期短縮と現地据付の簡素化が可能です。
- 省スペースと保守性の向上:垂直配置により内部シール/フィルターを不要とし、背圧やベアリングシール漏れのリスクを低減。大気圧オーバーフローポリウレタンスクリーンによるスラリー放出口は点検とダウンタイム低減に寄与します。
- 運転柔軟性とサポート:高トルク駆動および可変速駆動により媒体種や密度に対応。高回転でのキャビテーションを回避する設計。グローバルサービスネットワークによる部品供給と現地サポート。
モデルと製品説明- FLS Tower Mill (FTM):中央に攪拌スクリューを持つ低速垂直タワーミルで、スラリーおよび媒体と接触する可動部はこのスクリューのみ。垂直チャamberにより過粉砕を抑制します。典型的特徴:底部給入による高効率、実績ある耐摩耗材、モジュール式コンポーネントによる迅速な据付、DOL/VSD/液体抵抗起動器などの駆動オプション。硬鉱石の処理や二次/三次の再粉砕に適し、エネルギーおよび媒体消費を削減します。
- VXPmill:慣性のあるセラミック媒体を用いる垂直撹拌ミル。低速~高速ミルの中間的な出力強度で動作し、おおむね30 µm以下の製品粒度を得るように構成可能です。特徴:着脱可能なディスク・スペーサーを備えたモジュール式インペラ、底部給入、媒体保持用オーバーフロースクリーン、回転するポリウレタンディスクによりセラミック媒体を流動化して摩砕(アトリション)を行います。インペラ枚数・間隔や媒体充填量でエネルギー配分を最適化できます。
動作原理給料は機種により底部または上部から投入され、媒体の攪拌により粉砕されます。攪拌体(FTM)または高速インペラ(VXPmill)が媒体層を流動化・動員し、アトリションおよび摩擦による破砕を起こします。細粒はオーバーフローで排出され、粗粒はさらに短時間で再処理されます。垂直配置によりスペース効率とエネルギー伝達が向上します。
用途- 鉱山選鉱回路における二次/三次再粉砕
- 高回収率と狭い粒度分布が求められる微粉・超微粉砕
- 水使用量削減や物流フットプリント低減が必要な運転
メンテナンス&サービスLoadIQ、Advanced Process Control、Asset Health & Insights等のデジタルツールにより状態監視と予知保全が可能です。VXPmillはセラミック媒体の迅速な洗浄・排出を保持タンクへ行いディスクの保守を容易にする設計です。FTMはモジュール式で摩耗部品が少なく稼働率向上に寄与します。交換部品とアフターサービスはFLSのサービスネットワークを通じて提供されます。
モデル比較(概要)- FTM:低速・低容量。低~中程度の微粉砕に対してエネルギー効率が高く、同等の水平ボールミルと比較してエネルギーおよび媒体消費を低減。構造が簡単でシールや摩耗部品が少ない。
- VXPmill:高回転・高容量。超微粉(概ね<~30 µm)や高強度処理に適合。モジュール式インペラとセラミック媒体の取り扱いによりエネルギー配分の調整が可能。
ダウンロード&ドキュメント製品ページにデータシートおよび製品情報が参照されています(FLS Tower MillおよびVXPmillのデータシートを参照)。最新の技術資料やダウンロード可能なファイルはFLSへお問い合わせください。
技術仕様- 製品群:垂直式微粉砕ミル(VXPmill、FLS Tower Mill / FTM)
- 粉砕媒体:セラミック(VXPmill)または鋼球(FTM)
- 粉砕原理:アトリション支配、衝撃による過粉砕を最小化
- 給料:機種により底部または上部給入;スラリーは大気圧オーバーフローポリウレタンスクリーンで排出
- 駆動オプション:Direct-on-Line、Variable Speed Drive、液体抵抗起動;高トルク駆動対応
- 設計メリット:水平ミルと比較してフットプリントが小さい;コンテナ輸送可能;工場で試験されたプレアセンブル部品
- 代表的な製品粒度能力:VXPmillは~30 µm以下の製品に適合;FTMは細・超細処理に適し、水平式ボールミルに対して大幅なエネルギー節約を実現
- 保守機能:媒体の迅速な洗浄/排出(VXPmill)、モジュール式部品と少ない摩耗部品(FTM)