大形カラー液晶を搭載し、使いやすさと信頼性を追求した分光光度計。
欧州薬局方基準に対応できるスペクトルバンド幅1.5nmの高分解能を誇るダブルビーム分光光度計U-2900/2910。
オプションの50µL、25µL、5µL 微量セルによりバイオ分野などの微量測定も可能です。
ダブルビームによる安定した光学系
ダブルビームは、シングルビームと異なり、光源のエネルギーをハーフミラーにより 2つに分け、一方を対照側、もう一方は試料側を通るようにしています。
対照側のエネルギーも検知器に入射しているため、この信号を基準として測光しています。
これにより光源のエネルギー変化を補正することができ、長時間安定した測定を行うことができます。
収差補正凹面回折格子の搭載
本装置の光学系は、凹面回折格子モノクロメータとして幅広く普及している瀬谷-波岡形モノクロメータを採用しております。
凹面回折格子は集光と分散の両方の働きをかね備えているため、ミラーの少ない光学系を作ることができます。
分光光度計では、使用するミラーの枚数が少なくなれば光路が短くなり、収差がなく明るい光学系となります。