概要SU9600 (T)SEM は、超高分解能SEMと解析用STEMをTEM互換の試料ステージと組み合わせたモジュラー式ハイブリッド走査型電子顕微鏡です。単一の高安定プラットフォーム上で表面情報と透過電子情報の相関解析を可能にし、UHR-SEM、STEM、4D-STEM*、EELS*、nano-EDS* をサポートして高速で高分解能な多モード材料解析を実現します。
主な特徴- UHR-SEM と解析用 STEM を統合した安定プラットフォーム
- 10 V〜30 kV の幅での超高分解能イメージングによる表面・構造解析
- コールドフィールドエミッションガン、フルイマージョン対物レンズ、TEM試料ステージ(30 kV で 0.34 nm 保証、約 0.2 nm 到達可能)
機能と利点- エネルギー・角度フィルタ付きの反射電子および透過電子の包括的検出
- SE/BSE の表面コントラストと BF/ADF/STEM 画像およびスペクトルデータ(EELS/EDS)の相関
- 大開口のウィンドウレスEDS によるサブnm の元素解析
- EELS と 4D-STEM による高度な材料物性解析への対応
技術的詳細- NEG を用いた次世代コールドフィールドエミッションにより高輝度・低色収差を実現(EELS オプション)
- フルイマージョン対物レンズと TEM ライクなステージの組合せで最適な分解能と機械的安定性を確保
- 0.5〜30 kV の高分解能イメージング(30 kV で 0.34 nm 保証、約 0.2 nm 到達可能)
- TEM ステージとダブルチルトホルダーにより断面の迅速な配向やゾーン軸整合が可能(オプション)
- クライオホルダーや MEMS ホルダーの対応(オプション)
解析機能- 大開口ウィンドウレス検出器を用いたサブnm EDS による高速ナノスケール元素マッピング
- 高速直接電子検出を用いた 4D-STEM により DPC、ptychography、ひずみ・位相マッピングが可能。仮想絞りで BF/DF/選択回折像を生成
- 低 kV での EELS:リアルタイム元素イメージング、コアロス・プラズモン損失分光。コールドFEG により約 0.35 eV のエネルギー分解能を実現
用途- ナノ材料:元素分布マッピング、ナノワイヤの組成解析、格子イメージング
- 薄膜:表面形態および結晶粒構造の解析
- 元素解析:ナノスケールの組成およびマッピング(例:Ag/Cu 系)
- 半導体:原子レベルの格子観察と回折解析
仕様SE 画像分解能:0.4 nm @ 30 kV;1.0 nm @ 1 kV;0.6 nm @ landing 1 kV(オプションの減速ホルダーとトップ検出器装着時)
STEM 画像分解能:0.34 nm @ 30 kV(格子像、オプション)
加速電圧:0.5〜30 kV
ランディング電圧:0.01〜20 kV
電気的画像シフト:最大 ±5 mm(試料高さ = 0.0 mm)
ステージ移動範囲:X: ±4.0 mm、Y: ±2.0 mm、Z: ±0.3 mm、T: ±40°
試料寸法 - 平坦ステージ:5.0 mm × 9.5 mm × 3.5 mm(H)最大
試料寸法 - 断面ステージ:2.0 mm × 6.5 mm × 5.0 mm(H)最大
注記* 表示のあるものはオプションです。4D-STEM、EELS および特定のホルダーなどの機能は構成によりオプションとなる場合があります。