概要COOL MUSCLE 3+(CM3+)は、ドライバとコントローラ機能を統合した一体型サーボシステムで、コンパクトかつ自律的なモータ制御を実現します。周期計算をオンボードで実行し、動作状態や外部入力に応じた条件分岐や算術処理に対応するため、モータ単体で自律動作が可能となり、システム全体のコスト低減に寄与します。
自律分散制御による簡素化CM3+は自律分散制御を可能にするため、PLCが全てのデバイスを集中管理する必要がありません。これによりホストコントローラの負荷を軽減し、制御構成を簡素化、配線を削減し、場合によっては外付けコントローラが不要になります。
位置決め動作中の分岐処理 — インテリジェントなマルチタスクモータCM3+は同時並行で実行される2種類のプログラムをサポートします。Motion Bankは動作/位置のシーケンス、Logic Bankはシーケンスや条件/算術処理を担当します。これにより動作条件に応じた条件分岐やオンボード演算による高度な制御ロジックが可能です。
簡単なコマンドで高精度・高速・高トルク制御は簡易なシリアルコマンド(RS232C)で行えるため、専用機器やソフトは不要です。デイジーチェーン配線によりマルチ軸ネットワークを構築でき、最大15軸までモータを連結するだけで接続できます。
各種制御方式に対応動作データはホストコントローラから設定・選択・実行できます。利用可能なインターフェースはI/O制御、RS232C、Modbus(RTU)/RS485です。EtherNet/IPは2022年の対応が予定されていました。
従来のサーボに比べて高いトルク制御従来のサーボトルク制御では最大トルクの約30%を定格トルクとして使用することが多いのに対し、CM3+は最大トルクの約80%まで制御可能であり、モータの小型化や低コストなトルク制御設計が可能です。
仕様(主な仕様)- 型式:CM3+
- 製品種別:ドライバとコントローラを内蔵した一体型サーボシステム
- 自律動作:周期計算と条件分岐を搭載し、モータの自律動作が可能
- プログラム種別:Motion Bank(動作/位置シーケンス)およびLogic Bank(シーケンス/ロジック/算術)、同時実行可能
- 通信インターフェース:I/O、RS232C(シリアル)、Modbus(RTU)/RS485;EtherNet/IPは予定(2022)
- ネットワーク構成:デイジーチェーン接続によるマルチ軸ネットワーク、最大15軸
- 制御アプローチ:PLC負荷と配線を低減する自律分散制御
- トルク性能:最大トルクの約80%まで制御可能(従来のサーボは約30%を使用する例が一般的)
- 推力トルクの例:0.32 Nm、1.05 Nm