概要DecisionTower™(Ranpak)は、エンドオブラインでの箱検査向けのAI支援マシンビジョンソリューションです。規格外の箱を検出し、選別・リワークへ振り分けることで自動封函機などの予期せぬ停止を抑制し、梱包や取り扱いに関するデータを収集して今後の不具合を防止します。
DecisionTowerで出来ること- 2D/3Dの複合ビジョンとAIを組み合わせ、梱包の異常を検出してライン末端の処理を標準化します。
主な機能- ライン継続のための品質検査:下流での検査により、ジャムを引き起こす前に欠陥を検出。欠陥箱はフラグ、修正、または迂回させて生産フローを維持します。
- データに基づく洞察:見えたすき間量、処理能力、エラー率、処理済み/拒否されたパッケージ数を計測・記録し、梱包改善や工程改善に活用します。
- モジュール式で実績のある技術:2D/3D複合ビジョンと機械学習アルゴリズムを現場ラインに合わせて適用可能。Ranpakの閉函機との連携を考慮した設計です。
機械稼働率の課題AutoFill™やCut’it!™ EVOのようなシステムでは、手作業の梱包ミスにより規格外の箱が発生し、想定外の停止が起こることが多くあります。DecisionTowerはこれらの状態を早期に検出し、問題箱をフラグまたは迂回させてジャムによる停止を低減します。アルゴリズムは現場データで改善され、誤報を抑えて既存の制御フローへ統合されます。
特徴(検査項目)- 箱の過充填:折り目線や上端を超えて充填されている箱を検知。
- 箱サイズ検査:不適切なサイズの箱が上流機へ送られる前に特定。
- 箱の向き検査:上流で処理できない傾きや回転した箱を検出。
- 空箱検出:自動封函前の空箱を検出してフラグを立てる。
- すき間量測定:箱内の見えるすき間量を定量化して梱包解析に利用。
- フラップ角度検査:閉函時に詰まりを引き起こす可能性のあるフラップ角を検出。
- SIOC検査:元箱のまま出荷されるべき箱(SIOC)を識別して選別処理を可能にする。
特性 / 技術仕様- コンベア速度:最大 1.2 m/秒
- コンベア高さ:400–900 mm
- 計測技術:2Dおよび3Dの複合計測
- 操作インターフェース:10.5インチ タッチスクリーン HMI
- 対応箱形状:Fefco 0201、0200、452、453
- 箱サイズ(最小 L x W x H):200 x 150 x 100 mm
- 箱サイズ(最大 L x W x H):760 x 500 x 500 mm(上部フラップ含む)