ミリケルビンの分解能で温度を監視・制御できる高性能な温度調節器「CTC100」を発売しました。
CTC100は、様々な研究用途や産業用途に対応できるように構成されています。4つのセンサー入力、2つの電源出力と4つのアナログ電圧出力、最大6つのフィードバック制御ループで構成されています。4つの汎用アナログと8つのデジタルI/Oが利用可能で、PIDパラメータを自動的に設定するオートチューニング機能も備えています。
CTC100は、RTD、サーミスタ、ダイオードを読み取ることができる4つの温度入力を備えています。各温度入力チャンネルは、11の入力レンジを持つ独自の24ビットADCを持ち、独立した励磁電流源を備えています。
様々なセンサーの標準キャリブレーションカーブが含まれており、それぞれ最大400ポイントのカスタムキャリブレーションカーブを入力することができます。各センサー入力には、高・低レベルまたは変化率アラームがあります。センサー入力は、ローパスフィルターでノイズを低減したり、別のチャンネルと差分を取ることができます。
電源およびアナログ電圧出力
CTC100は、25Ωのヒーターに最大100Wの電力を供給できるヒーター出力を2系統備えています。さらに、4つのアナログ電圧入出力チャンネルは、外部アンプを使用してヒーターを駆動するために使用することができます。
PIDフィードバック制御
CTC100は、最大6つのフィードバック制御ループを搭載しており、ヒーター出力を継続的に調整することで、各ヒーターの温度を正確に制御することができます。各フィードバックループの入力には、CTC100の任意のチャンネルを選択できます。フィードバックの時定数は、200msから10時間の間で調整可能です。
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