SCTは「TURBO」タイプの解凍システムで、さまざまな種類の肉や魚に使用されます。このシステムは、他の "TURBO "システムと同様に、空気を分配するための切頭円錐形インジェクターを備えた壁掛け式サイドダクトと、空気回収用の調節可能な通気口を備えた天井ダクトによって特徴づけられています。
配気ダクトと回収ダクトは、室内、背後、天井裏に設置可能な「空気処理ユニット」に接続されています。
加熱システムの出力は、庫内および製品の芯と表面の特殊なプローブで検出された温度に応じて電子的に調整されます。このシステムにより、製品にダメージを与えることなく、徐々に除霜を行うことができます。
デフロスト終了時には、外部冷凍機から供給される天井エアエバポレーターにより、自動的に0;+2℃の温度保持を行うシステムです。
お客様のご要望に応じて、サイズやパワーを変更することができますので、あらゆる種類の肉や魚(塊肉、中型肉など)を処理することが可能です。
また、庫内の完全換気により、保管されている製品の均一な処理を実現するとともに、自社開発の専用ソフトウェアを搭載した制御装置により、お客様のご要望に応じたきめ細かいパラメータ制御を可能にし、高い性能を発揮しています。
空気処理ユニット。
システムの心臓部は、ATUと呼ばれる「空気処理ユニット」で、次のような構成になっています。
- 冷凍機部
- 温水(+60℃)、蒸気、電気抵抗による加熱部
- 換気部
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