概要RVS (Robot Vision System) は、パネルベンダーやロボットセル向けに、部品認識、取り扱い、プログラム関連の中間工程を自動化する人工視覚アプリケーションです。上げ治具(上げ場)や周辺環境の画像を取得し、マシンビジョンで解析して、折り曲げ機(パネルベンダー)とロボットにリアルタイムで情報を共有し、正確な取り扱いと位置決めを実現します。
主な利点RVS により部品識別の人的介入が減り、準備時間が短縮され、エラー率が低減され、全体の生産効率が向上します。これにより、投入および曲げ工程がより迅速かつ信頼性の高いものになります。
統合と柔軟性P-Robot や上流の工場システムとの統合を前提に設計されており、完全自律での部品処理を可能にします。従来の重力センタリング装置で位置決めできない複雑形状の部品の取り扱いもサポートします。
RVS の機能- 部品を認識する(無秩序な積み重ねでも可能)
- 個々の金属板を識別することで正確なピッキングを実現
- 物理的参照なしでパレットや積み重ねを特定する
- 折り曲げ機とロボットに情報をリアルタイムで共有し、自動的に適応して正確な取り扱いと位置決めを行う
生産モード- Single mode: RVS が上げ場をスキャンし、部品形状を認識して適切なプログラムを割り当て、生産を完了するまで実行します。無秩序な同一部品の積み重ねに適し、材料準備時間を大幅に短縮します。
- Joblist mode: 予め定義された部品リストを管理し、順次認識・取り上げて上げ場に簡易位置付けして処理します。計画生産での準備作業リスク低減に最適です。
- Autorun mode: 上げ場を連続スキャンして自動的に部品を認識し、それぞれにプログラムを割り当ててロットが尽きるまで生産します。P-Robot と上流システムの統合時に最大の柔軟性を発揮します。
品質検査(VISIO)VISIO はオプションのビジョンモジュールで、取得画像と参照 DXF を比較して不適合品をリアルタイムに検出・排除します。品質を確保し、機械のダウンタイムを削減し、生産終了時に検査結果をまとめたレポートを生成します。
利点の要約- 人的識別エラーと介入を削減
- 部品認識とプログラム関連を高速化
- ロボット統合(P-Robot)による運用柔軟性の向上
- 複雑形状や重力で中心出しできない部品の取り扱いが可能
- 機械とロボットへのリアルタイム通信で正確な位置決めを実現
- DXF 比較による VISIO オプションの検証とレポート機能
技術仕様- 製品名: RVS (Robot Vision System)
- カテゴリ: パネルベンダーおよびロボット統合向けのオプション人工視覚アプリケーション
- 主な機能: 画像取得、部品認識、ハンドリング調整、プログラムの自動割当、機械・ロボットとのリアルタイムデータ共有
- 生産モード: Single mode, Joblist mode, Autorun mode
- 品質検査: 参照 DXF と比較するオプションの VISIO モジュールとレポート生成
- 統合: P-Robot および上流システムと統合して自律処理を実現する設計
- 主な利点: 効率向上、廃棄削減、生産性向上、ダウンタイムとエラー率の低減