概要LEYBOLD OPTICS IBT シリーズ(例:IBT 800)は、半導体およびRF基板向けに設計されたイオンビームによるウェーハ処理システムです。ウェーハの高精度な平坦化、フィーチャートリミング、材料除去を自動搬送、バッチ処理、ダブルロードロックと組合せて実現します。
主な利点- イオンビームの専門性:半導体・RF向けに適用された成熟したイオンビーム技術。
- 高い生産性:ロボット自動搬送、バッチ処理、ダブルロードロックによりスループット向上とサイクル短縮を実現。
- 計測統合:OTFPオプションにより、処理前後の誘電体薄膜厚さをインラインで測定可能。
用途- RFコネクティビティ:SAW/BAWフィルタのフィーチャートリミングやバルク除去、圧電材料(LiNbO3、LiTaO3)の周波数調整/表面処理、酸化物(SiO2)のトリミングによる温度補償(TC‑SAW)、窒化物(Si3N4)の厚さ調整など。
- ウェーハボンディング/平坦化:CMPで十分な平坦化が得られない場合のシリコンウェーハの仕上げや薄膜厚さの微調整、ウェーハ‑ツー‑ウェーハボンディング前の表面準備。
主な機能- イオン源とISERM:RF80(80 mm)およびRF40(40 mm)をサポート。ISERMは真空破壊なしに数秒でエッチング速度を測定。
- バッチ処理/基板キャリア:ローラーコンベア上のカセットで複数ウェーハをバッチ処理。基板キャリアは 2×12"、3×8"、4×6"、8×4" 等に対応(他構成は要相談)。
- 自動ロボット搬送(ISO5対応):クリーンルーム対応のロボットシステムによりキャリアとカセット間の自動ローディング/アンローディングを行い、オペレータの介在を低減。
- 統合計測 — OTFP:スペクトロメータ波長範囲 λ 200–1100 nm、厚さ測定範囲 50 nm – 50 µm(半透明膜や半導体層に適用)。
- ダブルロードロック:基板キャリア用カセットを収容する垂直スロットが2つ、電動リフトにより並列処理で稼働時間を短縮。
注目点 / 追加情報- Center of Competence Leipzig:イオンビームフィギュアリングおよびトリミング技術の開発・サポート拠点。
- 製品エコシステムと連携:RFコネクティビティや半導体プロセスへの統合を支援する戦略的パートナーシップ。
仕様 / 技術データ- モデル:IBT 800(IBT series)
- イオン源:RF80(80 mm)および RF40(40 mm)
- 除去率(目安):RF80 最大 0.6 mm3/cm、RF40 最大 0.15 mm3/cm
- ISERM:真空を破壊せずに数秒でエッチング速度を決定する in‑situ 測定
- 統合計測(OTFP):スペクトロメータ波長 200–1100 nm、厚さ 50 nm – 50 µm
- バッチキャリア:2×12"、3×8"、4×6"、8×4" 等の基板キャリア(カスタム可)
- 自動化:ISO5対応クリーンルーム互換ロボット搬送
- ロードロック:垂直二重スロット、電動リフト付きダブルロードロック