概要ヨーロッパの大手風力タービンメーカーが、15 MW級洋上風力タービンのギアボックスにNSKの高荷重容量テーパーローラーベアリングを採用します。新規開発された高性能ベアリングの量産・出荷は間もなく開始される予定です。
主な利点- ローラーのクラウニング形状を最適化することで、従来品と比べて荷重容量を約25%向上(ローラー端部の応力集中を回避するわずかな弧形)。
- 従来品に比べて使用寿命が2倍以上。
- 同等の使用条件で従来ベアリングと比べて重量が30%以上軽減され、大型風力タービンの建設・保守コスト削減に寄与。
- 接触圧がより均一となるため、多くの高荷重用途でのベアリングの大径化が不要に。
- 15 MW級洋上風力タービンのギアボックス向けに設計・規格化されており、量産は間近。
技術的詳細- ローラー端部の応力集中を避け、ローラーと内輪・外輪間の接触面圧を均等化する最適化されたローラークラウニング形状。
- NSKは数値シミュレーションの知見を用いてクラウニング形状を導出し、接触圧を均等化することで、高荷重下でもローラー端部の過度な面圧を防止。
- 複雑なクラウニング形状の製造に対応する新しい高生産性加工技術を開発。
- 成果:荷重容量約25%向上、使用寿命>2倍、同等条件で重量>30%減。
画像キャプション- 1)風力タービンのギアボックスとNSKの高荷重テーパーローラーベアリング(挿入)
- 2)NSKによる最適化されたローラークラウニング形状
- 3)NSKベアリングはローラー端部の接触圧を均一にする(下段、下側)
技術仕様- 用途:15 MW級洋上風力タービンのギアボックス用
- 荷重容量:約25%向上(従来品比)
- 使用寿命:従来品比で2倍以上
- 重量:同等の使用条件で従来ベアリングより>30%減
- 設計特徴:ローラー端部の応力集中を避け、接触圧を均等化する最適化されたローラークラウニング形状(わずかな弧形)
- エンジニアリング:クラウニング形状導出とローラー/リング間の接触圧均等化に数値シミュレーションを適用
- 製造:ローラークラウニング用の新しい高生産性加工技術
- 生産状況:量産・出荷は間もなく開始予定