概要ハウジング付きダイレクトドライブモーターは、ステータ、ロータ、ベアリング、エンコーダ、モーターハウジングを一体化したユニットで、取り付け・芯出しが容易になるよう設計されています。従来のモーター+ギアボックス方式と比べて機械的伝達を簡素化し、位置決め精度や動的応答を向上させ、保守や設置スペースを削減します。
主な特長- アブソリュートエンコーダ(オプション):通電後に現在位置を即時認識。1回転あたり最大540,672パルスの分解能。
- 高精度位置決め:標準で±30 arcsec 程度(機種により±15 arcsec)、繰返し±5 arcsec。
- 中空軸と取り付け機構:回転部・固定部に取付溝とねじ穴を設け、中空軸でケーブルの集中配線が可能。
- 高トルク密度:コンパクトな設計で比較的大きな負荷を高回転で駆動可能。
- 複数のカム/動作プロファイル対応:MS、MT、MCMC1、TR 等。
- 防塵対策と IP65 相当の機種あり:該当機種は回転部をシール。
- 追加潤滑不要、停止時の省エネ性。
統合と制御- CC‑Link、DeviceNet 等のオープンプロトコル対応により配線を削減し統合を簡素化。
- ドライバ、モーター、ケーブルは交換可能な構成でモジュール式の保守を実現。
- プログラミング端末やPCで運転パラメータを変更し、用途に応じた動作に適合可能。
環境・機械条件- 筐体:全閉自冷式。
- 使用温度:-20℃〜40℃(凍結なし)。
- 湿度:≤90% RH(結露なし)。
- 標高:最大4000 m。1000 mを超える場合、100 mごとに出力が約1.5%低下。
- 腐食性・可燃性ガス、油滴、粉塵の多い環境は避けること。
モデルおよび電気的データ(例)出力はおおむね100 W〜1600 Wの範囲、定格電圧は通常48 V DCです。代表例を以下に示します。各モデルの詳細なパラメータは技術表を参照してください。
- FMC05213-0015 | 159 W | 0.4 N·m | 3790 rpm | 48 V
- FMC0507-0010 | 100 W | 0.32 N·m | 3000 rpm | 48 V
- FMC07730-0075 | 750 W | 2.39 N·m | 3000 rpm | 48 V
- FMC12730-0160 | 1600 W | 6.37 N·m | 2400 rpm | 48 V