3000 mm 以下のアルミ航空機構造部品の加工で多くの実績があります。
毎分33000回転の130kW主軸を標準装備しました。被削材がアルミの場合、単位時間あたりの切りくず除去量は主軸の出力に比例します。コンパクトな主軸に大出力を供給する技術と発熱を抑える冷却技術により、130kWのパワーで圧倒的な切りくず除去量を実現しました。加工時の主軸負荷をリアルタイムで検出しています。最先端のセンシング技術により、過負荷によるダメージから主軸を保護します。
回転軸は、主軸側が傾斜・旋回する構成です。A軸は90゜を超えて傾斜、5面加工に対応できます。またC軸は無限回転でき連続加工が可能です。
大出力主軸により発生する大量の切りくずは、主軸端面に配置した4本のノズルから吐出するクーラントで切削点から瞬時に取り除かれます。クーラントと切りくずは、テーブル直下に設けた幅広のトラフに流れ込み、コンベアにより加工室内からリフトアップチップコンベアに運ばれます。
自動パレット交換装置を標準装備しています。段取り作業で機械を長時間休止する必要はありません。さらに水平段取り装置も装備しています。パレットを水平にすることで、立形機のように段取り作業が容易になります。