概要HRHCシリーズの加熱・冷却サーキュレーターは、リアクターや実験プロセスの精密な温度制御を目的とした高低温一体型ユニットです。閉回路の伝熱媒体と独立した膨張容器を採用し、蒸気の吸収や熱媒油の劣化を防止することで、モデルにより最小-80°Cから最大+200°Cまでの連続制御を実現します。
主な特徴- 加熱・冷却一体の大きな熱交換面により、加熱・冷却の立ち上がりが速い。
- 高温設定から直接稼働可能なコンプレッサー方式の冷却により冷却速度を向上させ、試験時間を短縮。
- 閉回路により高温時の油霧揮発や低温時の水蒸気吸収を抑制し、伝熱油の寿命を延長。
- セルフダイアグノーシス、冷凍過負荷保護、高圧スイッチ、過負荷リレー、高温保護など多重の安全機能。
- プロセス中にPIDパラメータを継続的に最適化する適応制御機能。
- 外部・内部のPT100温度計補正機能。
- CFC/HCFCフリーの冷媒を採用(モデル表に該当する場合はR22記載)。
- 加熱回路は304ステンレス(シームレス、厚さ3.0 mm)、接続はステンレス編組ホースを使用。
- ソリッドステートリレー採用でノイズが低く寿命が長い。設定温度と実測値を同時表示し、アラームを備える。
共通仕様- 温度制御精度:±0.1°C、表示分解能:0.1°C、センサー:PT100。
- 加熱出力:3000 W(掲載モデルの標準値)。
- 冷却能力:モデルにより異なる(モデル欄参照)。冷媒:R22。
- 循環ポンプ:完全密閉型(非漏れ)ポンプ、100 W、揚程約7 m、流量約18–20 L/min、定格圧力最大4 MPa。
- 電源:380V ±10% 50Hz。
- 構造:防食塗装筐体。外形寸法・重量はモデルにより異なる。
10 Lモデル — 主要データ- モデル:HRHC-10-20、HRHC-10-35、HRHC-10-40、HRHC-10-80。
- ジャケットリアクター適合:2–10 L。タンク容量 6 L、加熱容量 2 L。加熱槽寸法 Ø90×270 mm、オイルタンク 250×100×250 mm。
- モデル別温度範囲(°C):HRHC-10-20:-20〜+200、HRHC-10-35:-35〜+200、HRHC-10-40:-40〜+200、HRHC-10-80:-80〜+200。
- 無負荷時最低温度:概ね -22°C、-32°C、-40°C、-80°C(各モデルごと)。
- 冷却能力・性能はモデルにより異なる。表示分解能0.1°C。付属品:コネクタ、取扱説明書、入出力用ガスケットセット、ステンレスホース×2。
20 Lモデル — 主要データ- モデル:HRHC-20-20、HRHC-20-30、HRHC-20-40。
- ジャケットリアクター適合:2–20 L。タンク容量 6 L、加熱容量 2 L。加熱槽寸法 Ø90×270 mm、オイルタンク 250×100×250 mm。
- モデル別温度範囲(°C):HRHC-20-20:-20〜+200、HRHC-20-30:-30〜+200、HRHC-20-40:-40〜+200。
- 無負荷最低温度、冷却能力および流量はモデルにより異なる。標準外形寸法:約630×550×1060 mm。質量 68–84 kg(モデルにより異なる)。
- 標準付属品:コネクタ×1、取扱説明書、入出力ガスケットセット、ステンレスホース×2。